かんとこうブログ

先週末に日塗工から経産省確報4月度調査結果を受領しました。すでに組合員の皆様には、結果をお送りしておりますが、例月のように単価情報を中心にご紹介します。

昨年度は数量が過去6年の最低水準でした。今年度は数量復活が期待されるところですが今年度の始まりはやはり昨年度の延長のようでした。すなわち数量はこの6年の最低レベル、金額は最高レベルでした。

それでは主要品目の単価動向を見ていきます。

アミノアルキド、アクリル樹脂塗料（常乾）はこの2か月少し下降気味ですが、この先どうなるのでしょうか？

溶剤系全体、水系全体に指数値（2021年1月＝100）はそれぞれ121.6と126.7で水系の方が高めとなっています。

原油価格は2021年を100としてかなり下がってきましたが、ナフサの価格が下がりません。シンナーもまだ価格上昇が続いています。

最後は品目別の価格および価格指数の上昇幅です。

指数値の上昇幅上位は、シンナー>アミノアルキド樹脂塗料>エポキシ樹脂塗料>その他塗料>エマルション塗料となりました。価格上昇金額では、アミノアルキド樹脂塗料>その他塗料>粉体塗料>ウレタン樹脂塗料>アクリル樹脂塗料（常乾）の順となりました。