かんとこうブログ
2025.09.01
トランプ関税の影響?・・7月の自動車生産は減速
8月28日、日系自動車メーカーから7月の生産台数が発表になりました。マツダを始めとしてほとんどのメーカーの前年同月比がマイナスとなり、昨年後半のような状態となりました。
前年同月比、前々年同月比からご紹介します。
前年同月比では、マツダのマイナスが目立ちます。スバル、ダイハツも国内は二けたマイナスとなりました。昨年7月は好況でほとんどのメーカーが前年同月を上回っていましたので、前々年同月比は前年同月比よりは少しは改善されましたが、それでもマツダ、スバルは国内、世界とも二けたマイナスとなりました。
7月の生産台数と過去6年間の月平均台数との比較です。国内生産、世界生産とも、コロナ前の月平均を超えているのはトヨタとスズキの2社でした。ダイハツはまだコロナ禍の水準に及んでいません。
以下、各社の生産台数の推移です。
日産は7月の国内は上昇傾向ですが、低迷から脱するには至りません。トヨタ、ホンダの国内は過去2年の年間月平均を上回っています。ただし、ホンダの世界は低迷しています。
この3社ではやはりマツダの低迷が目立ちます。トランプ関税の影響を最も強く受けていると言われています。三菱も今年に入ってから水準が上向きません。
ダイハツは2024年の年間月平均は上回っていますが、不正認証前の2023年の月平均には及んでいないようです。
最後に直近13ケ月の前年同月比の星取表です。7月に至り一段と状況が悪化し昨年後半のような状況に陥りそうな気配です。トランプ関税の15%への是正もなかなかままならず不安は募ります。