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かんとこうブログ

2020.11.05

昨日の補足・・沖縄は大丈夫なのか!?

昨日都道府県別の新型コロナウイルス感染者数をご紹介したときに、人工100万人あたりの感染者についてみれば沖縄県が最多となったというデータを示しました。その後気になったのでもう少し最近について調べてみました。過去30日と過去7日のデータを示します。今日も札幌医科大学のサイトからの引用です。

札幌医科大学のサイトから引用

この図は、都道府県別の過去30日間の人口100万人あたりの感染者数です。沖縄の感染者数が東京や大阪をはるかに凌駕しています。

札幌医科大学のサイトから引用

さらに沖縄の感染の突出ぶりは、過去7日間でも同様です。沖縄県は人口がそれほど多くありませんので、感染者の絶対数ではあまり注目されていないのかもしれませんが、医療施設は従事者数などを考えると大変に事態になりつつあるのではないかと懸念されます。

 沖縄の感染に関して、もう一つ調べたことがあります。それは感染の要因として人口と人口密度、および旅行者数があげられるのではないかという仮説に関するデータです。昨日、人口100万人あたりの感染者数の上位は大都市圏と人気の旅行先ではないかと書きました。大都市圏というのは人口も人口密度も高いということを示します。

昨日挙げた人口100万人あたりの感染者数が全国平均より多い8つの都府県(沖縄、東京、大阪、福岡、神奈川、愛知、千葉、埼玉は、人口密度の高いベスト10にすべて入っています。また人口の多い都府県と人口密度の多い都府県の上位はほとんど重複しています。一方で沖縄の人口はさほど多くありませんし、また最近増加が懸念されている北海道の人口密度は全国最低です。しかし、沖縄と北海道には感染リスクを増大させる旅行者という要因があります。

 

このデータのもともとは観光庁の統計です。2019年のデータしかありませんが、全国の宿泊者ランキングでは、北海道が3位、沖縄が4位になっています。宿泊者は基本的に遠方からの来訪者でしょうから、大都市圏からの来訪者も多いと考えてよいと思います。 

 大都市圏と人気の旅行先、言い換えると人口と人口密度そして宿泊者数がリスク要因であるのだと思われます。沖縄の感染動向については、すでに注目するだけでなく医療支援の必要性を主張すべき時かもしれません。大いに懸念されます。

 

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