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かんとこうブログ

2021.01.22

宣言から2週間経過して、感染拡大は抑制できたのか?

17日に2回目となる緊急事態宣言が発出されて昨日で2週間経ちました。果たして感染拡大は抑制できたのかどうか、検証すべきタイミングではないかと思います。全国的には、まだ過去最高を更新する県も多く、感染拡大抑制ができているとは到底言えないと思いますが、第3波でも感染の震源地的存在であった東京感染は小康状態にあるように思われます。今日は公表されているデータを使ってこの2週間で感染拡大抑制ができたのかどうかを検証してみます。使用するデータは東京都の特設サイトです。

都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト (tokyo.lg.jp)

まずは、新規感染者数と重症者数のグラフです。この手のグラフは毎日のように報道されていますが、増えているのか減っているのかについてコメントが出されることは多くありません。

赤い丸で囲ったところが宣言後の推移になります。新規感染者数は16日~8日の連続2000人超え比べれば減っているようではあります。一方で、重症者は新規感染者から遅れること2週間程度で推移と言われているようにまだまだ増加し続けています。

新規感染者の推移を7日間の移動平均でみるとどうなるでしょうか?これでもピークは過ぎたようには見えますが、高止まり状態にあり急激に減少するようには見えません。次に新規感染者に影響を与える検査数と陽性率の推移を見てみます。

PCRの検査数は1月に入り格段に増加しました。PCR検査のデータは逐次公表されるため全部が登録されるまでに10日程度はかかりますので、直近の1週間は未登録データがまだ残っていると思われますが、それを考慮すると検査数は1月初め以降平日11万件以上、休日4000件程度が維持されています。そして陽性率は、かなり明確に低下してきており、目安とされる7%まであと10日ほどで落ちてこようかという感じに読み取れます。

それでは実効再生産数はどうでしょうか?本当はかなり難しい計算らしいのですが、ネット情報による簡易計算式で3月以降の実効再生産数を計算してみました。

これをあえて4月からお見せするのは、感染爆発ともいわれる第3波の理由がここから理解できるように思えるからです。周知のように実効再生産数は1.0を超えると感染が拡大することを意味します。10月の半ば以降はずっと1.0を超えたままでした。すなわち、年末年始に一挙に広がったのではなく、第2波以降じわじわと広がり続けていたということです。この実行再生産数は年末でピークとなり、年始に入り1.0を下回り始めました。

さてここまで見てきて、宣言後の2週間でそれぞれの指標がどのように変化したかを整理してみます。新規感染者はやや減少傾向なれど高止まり、重症者数は今までのところ依然増加傾向、PCR検査数は横ばい、同陽性率は減少傾向、実行再生産数も1.0を下回り減少傾向 ということで一応抑制方向にあると言ってよいのではないかと思われます。さらに確認をするため、新規感染者数とPCR検査の陽性率、実行再生産数について直近30日の傾向を見てみます。

直近30日間のデータに対し近似式を求めると、12月分の増加の影響が大きく傾きが右肩上がりになってしまいますが、それでも赤丸で囲った部分に限ってみればその傾向はまちがいなく減少傾向と言ってよいと思います。

緊急事態宣言の期間は一応27日とされています。それまであと2週間とすこしです。指数が減少傾向にあるとはいえ、その勾配は緩やかでどちらかと言えば高止まり傾向です。政府は、一旦中間総括を行い、これからの2週間に対して新たな指針なり、協力要請をすべきではないかと考えます。

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