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かんとこうブログ

2021.02.01

2020年12月単月と1-12月累計の自動車生産台数

日本の自動車(乗用車)メーカーの202012月度と112月累計の生産台数が、128日に各社から発表になりました。それぞれの全容は下図からご覧ください。

左の12月度の度前年同期比における注目点は、日産の世界生産が15か月振りに前年同期比を上回ったことです。国内も前年同期比100%まであとわずかのところまで迫りました。全般に11月の停滞からは上向きになっています。

右の112月累計では、すべてのメーカーが国内生産台数、世界生産台数の両方で前年を下回りました。やはり46月にかけての大きな落ち込みをカバーしきれなかったようです。そうした中では、スズキ、ダイハツの軽自動車主体の会社の国内生産が最も落ち込みが軽微でした。日本も含めた世界生産の累計前年比では、スバル、トヨタ、ホンダ、スズキ、ダイハツ、マツダ、日産、三菱の順でした。それでは個々のメーカーの前年同期比推移をみてみましょう。

トヨタ、ホンダは10月以降の前年同期比プラス状態を維持、アップさせています。日産も世界生産では水面から浮上し、国内もあと一息のところまできました。

スバルは11月の前年同期比マイナスから再び浮上、マツダも同様に国内世界とも11月からアップしましたが、世界は前年同月比100%に届きませんでした。三菱も依然として大幅なマイナスですが、回復傾向にあります。

ダイハツ、スズキとも11月の前年同月比マイナスから国内、世界とも回復傾向にあり、特にスズキは好調を維持しています。

自動車に生産台数については、世界的にみてもやはり前年比で大幅マイナスであり、唯一中国だけが、わずかながらプラスに踏みとどまったようです。感染源でありながら、いち早く封じ込めに成功したことと、もともと需要が成長途上にあったことが要因と考えられますが、感染とそれによる経済の停滞に苦悩する各国から見るとなんともやりきれない思いがあることと思います。

果たして、リーマンショックの時のように、中国だけで世界経済を牽引して、世界経済の回復につなげてくれるのでしょうか?コロナ禍の対策費用として投じられて資金は世界中で1640兆円とも報じられています。

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