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かんとこうブログ

2021.06.23

世界は日本政府の対応をどうみているのか?

コロナに関してこれまで札幌医科大学やNHKのサイトを引用させてもらっていました。実はこの両サイトとも引用元は「Our World in Data」となっており、このごろは初期のジョンズホプキンス大学のサイトに変わって、オックスフォード大学が中心となって構築しているこのサイトがメディアには重用されているようです。ものは試しでこの「Our World in Data」を覗いてみましたが、あまりのデータ量に驚きました。今日はその中で、見つけた興味深いデータとして、掲題のデータをご紹介します。データは色分けされた世界地図になっているので、定量性はいまひとつですが、直感的に理解できるメリットがあります。政府のコロナ対策について、世界はどうみているのでしょうか?

まずは、公共行事の対応についてです。

たった3段階の区分なので、どのように判断したのか気になりますが、公共行事中止要求を出している国も多い中で、日本は中止の推奨(要請)に留まっています。次は、公共交通機関の利用についての対応です。

これも3段階の区分ですが、日本は特に規制なしという区分に入っています。ヨーロッパでもフランス、スぺイン、デンマークなどは規制なしの区分です。続いて、外出規制です。

外出規制が解除されていない国がまだかなりありますが、日本は外出自粛要請に留まっています。ヨーロッパでは、イギリスが規制解除なのに対し、フランス、イタリアが必要以外の外出禁止となっています。次に収入補償です。

これもおおざっぱな3段階の区分ですが、失われた収入の50%以下を補償するという区分に入っています。ヨーロッパの多くは、失われた収入の50%以上を補償するという区分でした。続いて、感染の有無を調べる検査の対象についてです。

日本は下から2番目の区分で、症状がある人の中でさらに絞って特定の人に対して検査するという区分でした。世界はもう少し広い範囲を対象としているようです。最後はこれまでの区分を総合して厳格指数とでも訳しましょうか?Stringency Indexです。

どれだけ厳格に感染対応をしているかということであろうと推測されますが、日本は50近辺です。もっと厳しい国も多くありますが、アメリカ、ロシア、オーストラリアなども日本と同じ区分でした。

これらデータは、620日現在のデータとして掲載されていました。以上見てきたように、総じて言えば、日本は私権の制限が行えない事情もあり、行動抑制については厳しくはなく、その分収入補償もそれほどでもないという区分に入っていました。また再三指摘されてきたように、検査の範囲が狭いという点はあまり変わっていないようです。やや蛇足気味ではありますが、最後に政府対策のコーナーではなくワクチンのコーナーで見つけたワクチン対象者についての図です。


これはワクチンの対象範囲をどの程度広げて接種しているかという図ですが、日本は上から
3番目の区分です。青が(若年層を除く)全国民対象を表しており、緑がおそらく特定の人を除く全員という区分だと推測されますので、先進国と呼ばれている国の中では、やはりまだ出遅れている区分に分類されているということになります。それにしても、この地図を見ると一目瞭然、やはりアフリカや中南米、東南アジア諸国でワクチン接種がまだまだ遅れていることがはっきりとわかります。

 

ここで紹介した世界が見ている日本の現状評価は、日本で想像していたものとさほど差異はないように感じますが、こうしてみると日本の対応でやはり気になるのは検査とワクチンの出遅れではないかと思います。当初からの指摘が世界レベルで比べてみて、まだ十分に改善されていないということでしょうか?

上の図は以下のサイトから見ることができます。

https://ourworldindata.org/coronavirus

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