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かんとこうブログ

2021.07.31

菅総理!夜の繁華街の人出も減っていません!

昨夕の記者会見で、またもや「緊急事態宣言により、夜の繁華街の人流は減っている」との発言が菅総理から飛び出しました。アグープのデータを下に示します。午後8時台の夜の繁華街の人流の推移を昨年121日から昨日に至るまでの推移ですが、これによれば、人流が減っているとは思えません。

https://corporate-web.agoop.net/pdf/covid-19/agoop_analysis_downtown_night.pdf

これらのグラフで青い棒が平日の人出、オレンジ色の棒が休日の人出を表しています。赤丸部分が最近の第4次緊急事態宣言発出前後ですが、よく見てもらうと少し太めのオレンジ部分があるのがわかると思いますが、これが先日の4連休です。黄色い三角は今年の11日、白い三角は51日を示しています。

ひいき目に見て明らかに人流が減っていると思われるのは、すすきの、国分町、歌舞伎町くらいです。概して東日本の夜の繁華街では、少しは減少傾向にあると見えなくもありませんが、果たしてこの程度で新規感染者が減少に転じるとでも考えているのでしょうか?東京エリアは他の地区に比べればもともと昨年来人流は抑制されている状態が続いています。先の第2次、第3次の緊急事態宣言の折にも、他地区に比べれば、東京の夜の繁華街の人出はさほど顕著には減っていませんでしたが、今回はそれにもまして変化がないように思えます。

西日本はさらに人流の減少は絶望的であり、第2次、第3次緊急事態宣言発出後の減少の仕方とは雲泥の差があります。緊急事態宣言の効果が認められないと言えばすぐにそれに代わる対策を求められるため、言い出せないのかもしれませんが、さして減少していない人流に対し「減少している」と発言することには首をかしげざるを得ません。総理に正しい情報は届いているのでしょうか?

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