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かんとこうブログ

2021.08.02

週末の人出はやや減少傾向でしたが、感染は急拡大中

今週もまた週明けに、週末の人出の状況をご紹介いたします。もうたくさんという方もいらっしゃるでしょうが、緊急事態宣言がだされても飲食店以外に目新しい対策が出されない以上、人流の減少だけが唯一の感染拡大抑制への希望です。

いつものようにデータはアグープのサイトからの引用です。東京18か所、埼玉・千葉・神奈川12か所の週末の人出(午後3時台)の推移をご覧ください。感染拡大前の昨年1-2月の週末の人出を100とした時の数値の推移を表しています。グラフのアルファベットは、その地点の人出の特性によるグループ分けで、Bは 休日の人出<平日の人出、BCは 休日の人出平日の人出、Cは 休日の人出平日の人出、Lは 休日の人出>平日の人出です。

図の右端の赤丸で囲っている部分が先の週末です。

これらのグループでは、やや減少の傾向にあると言ってよいと思います。ただし、第2次宣言、第3次宣言直後の大きな減少にまでは及んでいません。

平日と休日の人出がほとんどかわらないこのCグループでは、東京都とそれ以外で少し傾向が分かれたように思います。東京ではやや減少、それ以外の3県ではほぼ変化なしです。

休日の人出が平日を上回るこのグループでは、片瀬江の島海岸を除きやや減少傾向と言ってよいのではないでしょうか?海水浴場である片瀬江ノ島海岸は、季節要因もあり、感染拡大前を大きく上回っています。

次にこれらを総合して東京都18か所の平均値と3県のへ平均値の推移をみてみましょう。いずれも減少傾向にありますが、第2次宣言後、第3次宣言後に比べると減少度合いが今一歩たりません。

一方で、実効再生産数は、新規感染者急拡大を反映して跳ね上がってきました。計算の都合上718日までしか計算できませんが、とても大きな数字になっています。人出とのセットで推移をグラフ化しています。

とにかく、この実効再生産数を計算するまでもなく、感染の急拡大は大変な事態になっています。感染者を減少させるには、人流の抑制しか手段がないのであれば、国民に訴求するやり方を考えなければなりません。今の人流減少の状況では、拡大~医療崩壊への流れを阻止できないのではないかと深く憂慮します。

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