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かんとこうブログ

2023.02.16

日銀の企業物価指数に見る塗料関連材料価格の動向

毎月ご紹介している日銀の企業物価指数ですが、先月は抜けてしまいましたので、今日は2022年12月分と2023年1月分を同時にご紹介します。

全企業物価の総平均は微増、化学製品の総平均は微減というところですが、個々の品目の動きは上昇も下降もありました。12月から1月の最近の指数の動向では、上昇品目の数がかなり多くなりました。それではいつもの順番でグラフをご紹介します。数値は2020年の平均を100とした指数で示されています。

塗料は横ばい、シンナーは昨年11月をピークに下降気味です。熱硬化樹脂も横ばいでポリアミドだけが少し上昇しました。1月のトピックとして18リットル缶の価格上昇があります。これまでほとんど急激な動きのなかった18リットル缶ですが、1月は一挙に10ポイント以上あがりました。

非鉄金属は昨年7~9月に底を打って価格再上昇中、無機顔料、合成染料/有機顔料は緩やかに下降中です。

ガソリン、灯油は横ばいが継続中ですが、ナフサは昨年春のピークから段階的に下降中です。ところがキシレンは1月の指数が再上昇してしまいました。ナフサとキシレンの動きは時に相反することがこれまでもありました。スチレンモノマー、ビスフェノールAは大まかに見れば下降途中ですが、1月はわずかながら指数は上昇しています。

2022年12月から2023年1月にかけての指数の動きは下表のようでした。全般的には微増となったものが多かったようです。

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