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かんとこうブログ

2026.05.27

4月の貿易統計で見る輸入ナフサ数量について

4月の貿易統計速報値が5月21日に発表されていますが、この貿易統計にも原油やナフサを含む揮発油の輸入量が掲載されています。貿易統計3月確報値と4月速報値を令和7年の1~12月の平均値とあわせてご紹介したいと思います。

令和7年度の数量から見て、「原油及び粗油」はおおよそ原油であり、「揮発油」の85%程度はナフサであると考えてよいのではないかと思います。

報道されているように、4月の前年同月比は輸入全体で原油が63.7%減、ナフサを含む揮発油が37.7%減でした。地域別の前年同月比では、中東からの原油が67.2%減、ナフサを含む揮発油が79.4%減でした。一方アメリカからの輸入においては、原油が38.8%増、ナフサを含む揮発油はなんと206倍となりました。206倍と聞くと爆発的に増えたように聞こえますが、前月比では5.25倍、令和7年月平均の3.5倍ですので、まあ事前に報道されていた範囲の増え方だったことがわかります。と同時に中東からのナフサをすべて代替するには、全く足りない量であったこともわかります。

因みに、世界全体の揮発油の輸入量を令和7年の月平均と比較すると3月が70.9%、4月が66.8%になります。この令和7年の月平均比からも、3月と4月のナフサ輸入量はかなり少ない量であったと言って間違いはないと思います。

一方下表(出典:石油統計確報値)によると3月のナフサの輸入量は1187千KLでした。石油統計での令和7年の月平均ナフサ輸入量は1945千KLでしたので、3月のナフサ輸入量は令和7年月平均の61.0%になります。

石油統計は5月31日に4月の速報値が公表されますが、貿易統計の数値から推定すると、輸入ナフサの量は3月同様かなり少なく、国内生産数量と合わせた合計量も、前年同月もしくは前年平均をかなり大幅に下回るものと思われます。

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