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かんとこうブログ

2026.06.22

グレー、ブルー、グリーン、ターコイズ・・水素の話

テレビのコマーシャルで見かけたIMPEXの「ブルー水素」気になって調べてみました。なんと水素には7色の名前がついていました。

水素には7色あるそうです。「プラントエンジニアのおどりば」(下記URL)というサイトにとても分かりやすく説明されていましたので、一覧表にしてみました。

https://yuruyuru-plantengineer.com/what-is-green-hydrogen/

    

  

この7色の中でよくでてくるのは、「グレー」、「ブルー」、「グリーン」の3つです。「グレー」は化石燃料から製造される水素のことで、天然ガスからの製造が例として挙げられます。すでに実用化され安価ですが、メタンガスと同分子数

のCO2が排出されてしまいます。「ブルー」は、「グレー」で排出されるCO2を分離回収し地下に貯留するもので、外部へCO2が排出されないシステムと考えられています。現在実証実験が行われているのですが、これについては、あとで詳しく説明します。「グリーン」は再生エネルギーを使って水を電気分解して水素を製造するもので、全くCO2が発生しません。こちらも実証実験が行われています。

  

このほかの色について簡単に説明すると、「ターコイズ」はメタンガスのプラズマ熱分解によりカーボンと水素を生成するもの、「イエロー」は原子力発電のエネルギーを使って水の電気分解を行うもので、「グリーン」と同じとも考えられますが、原子力発電に対しては様々な考え方があるため、「グリーン」とは区別して分類されています。「ブラウン」は。「グレー」の一種ですが、化石燃料として石炭を使うもので、天然ガスを使用するよりも多くのCO2を排出することから区別されています。最後の「ホワイト」は副生成物として発生する水素を回収、精製するものとされています。

   

もちろん、これらの水素は実際には無色透明であり色がついているわけではありません。それぞれの製法のイメージを色で表しているものと考えればよいと思います。

   

さて、「ブルー水素」の実証実験ですが、具体的な内容を2025年11月25日のNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプレスリリース(下記URL)から引用してご紹介します。

   

https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101901.html

     

このブルー水素(およびブルーアンモニア)の製造実証実験では、①INPEXの、南長岡ガス田から、JOGMECの東柏崎ガス田(採掘終了済)上の水素/アンモニア製造設備に天然ガスを送って水素とアンモニアを製造します。②この時排出されるCO2については、分離・回収し、地下の東柏崎ガス田に貯留(圧入)します。③こうして、発生するCO2を外部へ排出することなく、水素とアンモニアを生産することができます。生産された水素は水素発電によって電力に変換され外部へ供給されます。

(NEDO プレスリリースより引用)

   

貯留と聞くと、使用済み核燃料の地下貯蔵庫を連想しますが、2050年カーボンニュートラル達成のためには、欠くことのできない処理技術であり、日本の近海には国内で排出されるCO2の100年分以上にあたる貯留可能量があると推定されているようです。(出典:環境省 CCUSについて)

   

一方アンモニアは、火力発電において燃焼時にCO2を排出しない燃料として利用されることが期待されており、この実証実験の意義を高めているようです。大きな成果を期待したいと思います。

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