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かんとこうブログ

2026.06.24

フュージョンエネルギーの鍵はフジクラの技術

このごろの気になるテレビCMにフジクラのフュージョン技術があります。新しい発電方式のようなのですが、よくわからないので調べてみました。今日はこのフュージョンエネルギーについてご紹介します。

フジクラのホームページでフュージョンエネルギーはすぐに見つかりました。核融合エネルギーを利用する次世代の発電技術のことです。燃料となる物質は海水から取り出すことができるのでCO2の問題もありません。その核融合発電にフジクラがどう関係しているかと言うと・・・核融合を起こすためには超高温(1億℃)のプラズマを発生させる必要がありますが、これだけの高温になると、もはや金属で支えることができません。発生したプラズマを閉じ込めるために強力な磁場が必要で、その磁場を発生させるためにフジクラの超伝導線材が使用されているということのようです。今日のタイトルは、このフジクラのサイトに書いてあった一節をそのまま使いました

レアアース系 高温超電導線材のご紹介 株式会社フジクラ 超電導事業部(下記接続先) より引用

https://www.fujikura.co.jp/products/superconductors/documents/files/Fujikura_superconductor_JP.pdf 

   

下図では、フュージョンエネルギーとそれを発生させるための炉のうちのトカマク炉について説明されており、発生したプラズマが超高温になるため、磁場で閉じ込める以外に方法がないことが説明されています。

   

話が横道にそれますが、こうした核融合発電に使用される融合炉としては以下に示すような種類がありますが、このうち左の二つの方式では超電導を使用してプラズマを閉じ込める必要があります。

接続先 https://note.com/neo_tech_world/n/na1962797db60

プラズマはプラズマは電気を帯びた粒子の集まりなので、強い磁場をかけると進む向きを曲げられます。いわば、見えない壁を磁石で作って、超高温のプラズマを浮かせるように閉じ込める方式です。

フジクラの技術と一口に言っても中身は多種多様なようです。一つ目は何と言っても超電導材料そのもので、1980年台以降始まった高温超伝導系の開発において、フジクラは1992年以降継続して開発に取り組み、高い安定性・生産性を重視した量産化を実現してきたと説明されています。(下図)

出典:https://www.fujikura.co.jp/products/superconductors/documents/files/Fujikura_superconductor_JP.pdf 以下の図も同じ

しかしフジクラの技術がそれだけではありません。レアアース系の超伝導線材は下図のような構造になっていますが、鍵となる中間層および超伝導層のそれぞれの製造において鍵となる固有の技術を確立しています。

それぞれ独自技術としてイオンビームを使用した膜形成(IBAD)法、パルスレーザーを使用した膜形成(PLD)法を確立しています。

こうした超電導技術については、レアアース系、ビスマス系、金属系それぞれに多くの用途が考えられており、ますます進化していくことが期待されています。こうした超電導応用機器においてもフジクラの超電導線材が使用されていくと期待されます。

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