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かんとこうブログ

2026.06.27

2026年版SDGsレポートが発表されました・・日本から緑が消えた!?

毎年発表されている世界のSDGsレポートが6月23日に発表されていました(下記URL)。まだメディアでは発表されていないようですが、レポートの概要をご紹介したいと思います。ランキングは下表のと通りで日本は20位でした。日本の上位はすべてヨーロッパでしたので、健闘しているといえなくもありませんが、中身を見ていくと気になることもありました。

Sustainable Development Report 2026

2026年の日本のスコアは81.02で昨年よりも若干向上しており、順位も21位から一つ上がり、全体スコアも改善されているわけですが、日本のダッシュボード(下図)を見ると昨年までと大きな違いがあることに気づきました。

それは、17のSDGs目標の中で緑色(SDG達成)が一つもなくなったことです。過去に遡って調べてみたら昨年までは17の目標のううち、少なくとも一つは緑色の目標がありました。全体の点数が向上しているのに、緑が消えてしまったことについては後で説明するとして、もう一度上の図に話を戻します。

今年も世界一はフィンランドでした。各目標毎にフィンランドのスコアと日本のスコアを比べて差があった目標に印をつけました。紫色の四角枠はフィンランドに比べて遅れているところ、緑の四角枠はフィンランドよりも進んでいる目標です。5番のhジェンダーの平等、7番のエネルギーのクリーンさ、9番のインフラ・技術革新、10番の不平等の縮小、11番の街づくり・コミュニティ、14番の水中の生命、15番の陸上の生命の8つの目標でフィンランドに後れをとっており、他のヨーロッパ諸国に関しても同様の傾向にあります。

個々の目標のスコアの推移を調べてみました。スコアは100に近いものから50台まで様々ですが、縦軸の範囲をできるだけ10になるように調整していますので、変動幅が互いに比較できるようにしています。概ね改善傾向と言えなくもないのですが、赤い点線の丸を付けたものは2026年にかけてスコアが下がっています。

各目標におけるスコアはそれぞれの評価項目のっ達成度合から計算されているようですが、それらの評価項目の中で、未達(「大きな課題が残っている」または「課題が依然残っている」)項目を書き出してみました。これらの未達項目がひとつでも残っていると緑色の「SDG達成」にはなりません。上述した緑色が消えた理由については、スコアの停滞や下落も対象となりますので、一旦達成とされても維持向上していかなければ評価がさがるようです。SDG3とSDG4は課題が残っているという項目が一つしかありませんので、達成評価までは依然近い位置にあります。

下表では、未達項目の中でも重要と感じた項目を赤字表記しています。SDG5ジェンダーの平等では「国会における女性の議席」「男女賃金格差」は、ジェンダーギャップ指数でも同様な指摘がされています。またSDG7のクリーンエネルギーでは「再生可能エネルギーの割合」、SDG13の気候変動対策では「CO2排出」が指摘されており、SDGsだけでなく、他の観点からも改善しなければならない日本の課題と言えます。SDG14、15の生物多様性に関する項目は、17の目標の中でスコアとしては最低の項目であり、日本にとってSDGs達成への道のりが最も遠い項目となっています。

改めて17の目標を眺めてみると、現在における社会的課題が網羅されているように感じます。ジェンダー格差やCO2,さらには経済成長まで含まれていますので、日本が世界で20位であることはそれなりに評価してよいのではないかとも思いました。本日ご紹介した内容は、日本に関する部分だけを拾いだしたものに過ぎません。いずれ全体を要約した解説が、関係機関やメディアから出てくるものと思います。世界全体の視点ではそちらを見ていただければと思います。

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