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かんとこうブログ

2026.07.15

経産省確報5月・・・全主要品目単価上昇、とりわけシンナーは大幅上昇

昨日、日塗工から経産省5月度確報(生産動態統計調査)を受領しました。組合員の皆様には、その内容を送付しておりますが、例月のように単価動向をご紹介していきます。その前に5月の塗料生産、出荷(数量、金額)、在庫の状況ですが、下図のようでした。

生産数量、出荷数量、出荷金額の前年同月比は、それぞれ102.7、98.6、103.4でした。ほぼ前年並みと言ってよいと思いますが、前年同月(2025年5月)がこれら直近の6年間の中で、数量は最低レベル金額は最高レベルでしたので、今年の5月もこの6年間の中においては数量最低レベル、金額最高レベルになります。

そうした中で特徴的なのが在庫数量であり、3月4月と大幅に減少した結果例年よりも相当低い水準になっていました。5月はこの在庫の減少がようやく下げ止まったようです。ただしまだ、通常よりは大幅に低い水準ですので、ものによっては、注文から出荷までに通常よりも時間を要するケースがあるかもしれません。

さて主要品目の単価の変動ですが、さすがに多くの塗料メーカーが値上げを行った5月の出荷金額と数量から計算した単価は、主要品目すべてて前月から上昇しており、シンナー、その他塗料などは大幅な上昇となりました。

シンナー、その他塗料以外では、エマルション塗料の単価上昇も気になりました。溶剤系塗料の代替としてエマルション塗料の注文も多かったようですが、受注量の多かっただけでなく、価格も上昇していたようです。

原油および石油製品の単価については、原油はこの4月初めをピークとして下がりつつありましたが、ナフサは急上昇しました。トルエン、キシレンの価格の多くはナフサ連動ですので、シンナー価格の急上昇は止むをえないかもいしれません。

2021年1月基準とした指数、価格上昇幅のグラフです。

指数値では、3月以降の急上昇でシンナーがダントツのトップになりました。ついでその他塗料、エポキシ樹脂塗料と続きます。価格上昇幅でも年初まではトップだったアミノアルキド樹脂塗料に代わり、その他塗料、粉体塗料、シンナー、エポキシ塗料が上位に来ています。

3月4月と実需を上回る出荷があったと思われますので、この先はどこかで出荷が減少する局面があるはずです。とりあえずまもなく発表される6月の業況観測アンケート、月末の速報に注目します。さらに6月の石化製品生産については16日に発表になりますのでこちらもフォローしていきます。

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