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かんとこうブログ

2026.08.18

2026年6月度経産省確報・・生産数量が多く、在庫がかなり回復しました

昨日、日塗工より経産省確報2026年6月度を受領しました。組合員の皆様にはすでに送付しておりますが、単価動向などについてお知らせいたします。

全体の生産数量、出荷数量、出荷金額、在庫数量のグラフをご覧ください。過去5年間と比較してこの6月の特徴がよく表れています。すなわちここ1年と比較すると、生産は前年比110%でかなり多く、出荷はしかしそれほど多くなく(前年同月比102%)、その差分は大幅に減少していた在庫の確保に回すことができた月であったということになります。石油由来原料をはじめとして原料が高騰したため、出荷金額は過去5年と比較しても高い水準でした。

主要塗料別に単価動向を見て見ましょう。図中の数値は2021年1月を100とした単価指数で、( )は前月からの指数変動価です。ほとんどの塗料の単価指数が上がる中ででエポキシ樹脂塗料はわずかにさがりました。

次の4品目では単価が前月から上昇していました。溶剤系全体、水系全体でも前月から上昇しています。

とにかく劇的なのがシンナーであり、ここ3カ月の間で指数値で50ほど上昇しており、単価指数が200を超えました。その他塗料もこれまで非常に大きな単価上昇でしたが、6月は前月から少し下がりました。

こうしたシンナー類の大幅上昇は、ナフサの高騰によるところが大きいと思われます。原油、ナフサ、ガソリン、灯油の単価指数の推移です。塗料とは縦軸の幅を変えていますので、ナフサの指数変動幅はシンナーのそれを上回っており、ナフサの指数値は2026年2月の197.8から5月の389.7までほとんど2倍にまで急上昇したままで、6月はほんの少ししか下がりませんでした。2021年以降の長期スパンでみても原油は下がってもナフサはなかなか下がらず、高止まり状態が続いていました。今後の高止まりが懸念されます。

最後に2026年2月から6月までで塗料単価上昇と、2021年1月から2026年6月までの単価上昇を同じグラフに表わしてみました。今回のインパクトの度合いは塗料によって異なっているようで、シンナー類が最も大きな影響を受けています。

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