かんとこうブログ
2026.09.03
経産省速報+石油統計速報7月度の結果・・塗料はようやく在庫数量が元に戻る!
8月31日に経産省から生産動態統計調査と石油統計の速報が発表されました。当方の事情で掲載が遅れましたが、これまでのように、ナフサ、石油基礎化学品、塗料それぞれの生産数量、出荷数量、在庫数量の推移をご紹介します。
ナフサの7月度は、国内販売量の前年同月比が94.9%と3月以降で最も高い数値となり、前年の月平均比でも86.9%とほぼ前年並みと言える供給量となりました。国内生産がほぼ昨年の月平均並みであったことに加え、輸入も3月以降では5月に次ぐ量であったため、国内販売量は3月以降で最多となりました。

ナフサの供給量と国内販売量は常にほぼ同じ数量(下左図)ですので、このまま順調に供給が回復していく(下右図)ことを祈ります。

ナフサが順調でしたので、基礎化学品と塗料原料の生産、出荷、在庫も前年比越えの割合がどんどん増えてきました。下表中の赤字(前年同月比70%未満)がほとんどなくなり、水色で色付けした欄(前年同月比100%超え)が大半を占めるようになりました。

その結果として塗料の生産、出荷、在庫も3月4月と比べて大きく変わってきました。3月4月は、生産数量、出荷数量とも、押し寄せる注文に応じようと前年を上回る量でした。ここへ来て生産は相変わらず前年同月比超えが多いものの、出荷数量の多くが前年同月を下回り、結果として在庫が増えて通常のレベルに戻ってきました。この状況が維持されれば、8月からは、生産、出荷、在庫とも例年並みに戻るのではないかと推測されます。

主要品目の生産、出荷、在庫の推移を図示します。水色線の在庫数量に注目していただきますと、いずれも4月5月と大きく在庫を減らしていたのが、7月でほぼ元に戻っていることがわかると思います。

とは言え、まだアメリカ、イランの間で攻撃が止まないようです。完全停戦が実現することを切望してやみません。