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かんとこうブログ

2026.09.18

業況観測アンケート8月の結果・・前年同月比の金額と数量の差埋まらず

本日、日塗工より業況観測アンケート8月度調査結果を受領しました。例月のように補足データも踏まえてご紹介します。

昨年8月以降の需要分野別の前年同月比(金額)の一覧表です。

建築外装、自動車が前年を下回り、船舶・構造物、電機・機械・金属、木工が前年同月を上回りました。全体として金額は前年を上回り、数量は前年下回るといういつものパターンに見えますが、表の右側の経産省確報との比較では少し気になる点があります。

今年の4月以降で比較すると、業況観測アンケートでは金額と数量の前年比が乖離していますが、確報ではそのような傾向にはありません。そこで、業況観測アンケートと経産省確報の数値を、それぞれ金額どうし、数量どうしでグラフを描いてみました。

すると金額の比較では、業況アンケートの方がかなり高く、数量では逆に業況アンケートの方がやや低めになっていることがわかります。これでは両者の統計が一致しないのは当然です。これまでは、そのようなことはほとんどありませんでしたので、こうした塗料関係の統計ウオッチャーの私としては大変気にしております。

話は変わりますが、本ブログではこれまで2018年の各月を100とした指数の推移で、各需要分野の動向を見ようと試みています。前年同期比%の数値しかありませんので、毎年の前年同月比の数値を掛け合わせ累積していくしか分野別の動向を概観する方法がないのです。下のグラフは5月~8月までの推移ですが、多少の凸凹はありますが、傾向としては右肩上がりとなっています。8月に限れば昨年、一昨年とあまり良くなかったようで、船舶・重防食以外の分野が2018年の水準を下回ってしまいましたが、2026年は再び上昇傾向となっています。

数量については、こうした需要分野別データがありませんので、全体の推移を経産省確報純出荷数量で調べています。

下左図は月別の順出荷数量を過去8年と比較していますが、イラン情勢不安の3月4月は一旦跳ね上がった出荷数量も次第に落ち着き、7月は2月以前の定位置であった過去8年の最低レベルにきています。また月別の出荷数量の指数値も80台前半に落ちてきています。今後もこのレベルになると思われます。

最後に2018年以降の毎月に純出荷数量の推移です。今年に入り少し減少ペースがダウンしていますが、それでも毎月218トンのぺースでの減少ですので、1年で2616トンの減少となり、このまま推移すれば月の純出荷数量が11万トンで計算して42年、10万トンで計算して38年でゼロになります。いずれにしてもおおよそ40年後になくなってしまうペースであるということです。

各月の推移を5~8月分だけ載せます。昨年8月はトランプ関税の影響もあり、純出荷数量が2018年の月平均を100とすると72.5までおちました。今年は果たして回復しているでしょうか?

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