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かんとこうブログ

2026.10.01

令和8年8月度経産省速報による塗料および塗料原料の生産・出荷・在庫動向

9月30日に経産省から8月度の生産動態統計調査と石油統計の速報が出されました。日塗工速報に掲載されていないナフサ、塗料原料、塗料主要品目の生産、販売、在庫状況をお知らせします。

ナフサの供給動向です。石油統計速報から引用しています。

8月のナフサの供給は前年同月比で比べると国内生産が104.5%、輸入が77.8%、供給全体で87.4%、払い出しでが、国内販売101.2%、払い出し全体で94.4%、月末在庫が91.5%とまず前年並みの供給/販売状況でした。前年の月平均比でも同様な結果でした。下右図のナフサの供給としては、まだ少し昨年とい比べて輸入が少ない気がしますが、政府の供給計画である2024年の85%程度という線には載っていると思われます。

次に石油化学製品について3月以降の推移についてみますと、こちらも3月・4月の生産、出荷の数量不足と在庫の減少から、5月・6月と改善されて行き、7月・8月では、在庫も平常時に戻り、生産、出荷とも落ち着いてきた様子が窺えます。

エチレン、プロピレン、生産、出荷も昨年レベルに戻りました。トルエンについては、生産数量は前年にかなり近づきいたものの、出荷はまだ低目です。キシレンについては、生産がまだ戻り切れず、逆に出荷は前年並みに戻ったように見えます。基礎化学品については、在庫も前年水準を超えたものが多く、今後生産が少し減速気味になるかもしれません。

塗料の主要品目の今年3月以降の生産、出荷、在庫状況です。こちらも上で述べた基礎化学品、塗料原料と同じ傾向にあります。

すなわち3月・4月は生産と出荷が前年同月比100%を超え、在庫が減少しました。こうした状態が5月まで続きましたが、6月では生産が継続して増産されたものの出荷が落ち着き、その結果在庫が増え始めました。7月・8月は生産も落ち着き、出荷が生産を下回るようになり、在庫が本来あるべき量まで戻りました。

下の主要塗料品目では、3月以降概ねこうした経過を辿ってきていることが確認できると思います。8月は夏季の休業期間があり、数量そのものでは大きく減少しているように見えますが、前年比ではさほど大きな落ち込みではないことはここのところ当ブログの記事で申し上げているところです。

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