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かんとこうブログ

2021.06.22

東京都の感染拡大傾向ますます確実か!

614日に東京都の最近30日の感染者数と実効再生産数の推移から、近似線とR2乗値を計算し、感染が今後拡大する傾向が大であると報告しました。その後もこの傾向はますます確かになりつつあります。オリンピックの観客の上限が昨日発表されましたが、こうしたなし崩し的な開催へのプロセスに果たして、このままいけば感染者が増えそうだという予測は織り込まれているのでしょうか?

再び警告の意味を込めて感染者数と実効再生産数の推移とその近似から、今から15日後(76日)、30日後(㋆21日)、45日後(85日)の感染者数と実効再生産数を予測してみます。

まずは、感染者数の推移です。

長期的にみるとまだ減少傾向の途中にあるように見えますが、直近の30日をとれば、どうみても直線近似よりも多項式(2次式)近似の方が、推移に寄り添っているのはまちがいないように思えます。この多項式近似で感染者数を計算すると15日後(76日)には408人と微増ですが、30日後(㋆21日)は595人、45日後(85日)は1013人と恐るべき数字が出てきます。500人を超えたら緊急事態宣言が出されてもおかしくない状態になりますが、このままでは開会式を前にそうなる恐れすらあるということです。

実効再生産数についても同様です。

私の計算では、すでに実効再生産数の7日間の移動平均が67日で1.0を超えました。これも直近30日の数値から近似をすれば増加傾向であることは明らかです。同様に計算すれば15日後(76日)で2.0930日後(㋆21日)で3.0445日後(85日)で4.17とまさに感染爆発と言えるような数値になります。

これはあくまで机上の計算ではありますが、こうなる可能性を軽々に否定できるものではありません。唯一可能性を否定できるものがあるとすれば、これからの人流の増大を何としても食い止めることです。しかし、すでに緊急事態宣言が解除され、マンボウは続いているとは言うものの、さらに人流が増加することは確実であるとすれば、あとはオリンピック開幕直前に緊急事態宣言発出という最悪の事態だけは避けてほしいと祈るしかありません。

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