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かんとこうブログ

2022.03.05

新規陽性者は本当に減少しているのか?

実効再生産数の推移から見て、2月中旬に新規陽性者はピークを迎えたことは間違いないと思っていましたが、どうもその後の新規陽性者の減少が捗々しくありません。今日はそうした新規陽性者数、入院・療養者数、重症者数、死亡者数の推移と実効再生産数の推移から全体の動向を俯瞰してみたいと思います。

今日もデータはすべて東洋経済オンラインのコロナ特設サイト(下記URL)から引用させていただきました。

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

全国の新規陽性者数、要入院治療者数数、重症者数、死亡者数の推移をご覧ください。

実効再生産数の推移から見て、2月中旬に新規陽性者はピークを迎えたことは間違いないと思っていましたが、どうもその後の新規陽性者の減少が捗々しくありません。今日はそうした新規陽性者数、入院・療養者数、重症者数、死亡者数の推移と実効再生産数の推移から全体の動向を俯瞰してみたいと思います。

今日もデータはすべて東洋経済オンラインのコロナ特設サイト(下記URL)から引用させていただきました。

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

全国の新規陽性者数、要入院治療者数数、重症者数、死亡者数の推移をご覧ください。

横軸はすべて昨年の年末から始まっています。左上の新規陽性者数をみると1月に感染が急拡大したあと、1月末から2月初旬がピークで2月中旬以降徐々に減少していることがよくわかります。

右上の要入院治療者数も210日頃がピークでその後緩やかに減少してきています。左下の重症者数は新規陽性者数や要入院治療者数に比べて、ピークが遅れて2月中旬から下旬に現れており、やっとここ最近で減少が始まったようです。右下の死亡者数も重症者数と同じような推移となっており、ようやく峠を越えているところかと思われます。

一方で実効再生産数はどうでしょうか?これまで何回か報告してき多代表的な都道府県の32日までの実効再生産数の推移について示します。

この図で示した32日の各都道府県の実効再生産数は、2週間前とほとんど変わっていません。沖縄県を除き1.0よりもわずかに下回っていますが、減少の仕方が極めて緩徐です。いまだにPCR検査の陽性率が極めて高い(例えば東京都では32日時点で35%程度)ところから見ると十分な検査ができておらず、検出できていない感染者、特に無症状感染者の存在が否定できない状況の中では、上述の要入院者数や重症者数が減少に転じていること自体喜ぶべきことかもしれません。

しかし、急拡大急縮小であった諸外国におけるオミクロン株の感染とはかなり異なる経過であり、BA2株の存在も考慮に入れれば、この先も昨年の11月程度に感染者が減少するには長い時間がかかることは覚悟しておく必要があるものと思われます。

 

横軸はすべて昨年の年末から始まっています。左上の新規陽性者数をみると1月に感染が急拡大したあと、1月末から2月初旬がピークで2月中旬以降徐々に減少していることがよくわかります。

右上の要入院治療者数も210日頃がピークでその後緩やかに減少してきています。左下の重症者数は新規陽性者数や要入院治療者数に比べて、ピークが遅れて2月中旬から下旬に現れており、やっとここ最近で減少が始まったようです。右下の死亡者数も重症者数と同じような推移となっており、ようやく峠を越えているところかと思われます。

一方で実効再生産数はどうでしょうか?これまで何回か報告してき多代表的な都道府県の32日までの実効再生産数の推移について示します。

この図で示した32日の各都道府県の実効再生産数は、2週間前とほとんど変わっていません。沖縄県を除き1.0よりもわずかに下回っていますが、減少の仕方が極めて緩徐です。いまだにPCR検査の陽性率が極めて高い(例えば東京都では32日時点で35%程度)ところから見ると十分な検査ができておらず、検出できていない感染者、特に無症状感染者の存在が否定できない状況の中では、上述の要入院者数や重症者数が減少に転じていること自体喜ぶべきことかもしれません。

しかし、急拡大急縮小であった諸外国におけるオミクロン株の感染とはかなり異なる経過であり、BA2株の存在も考慮に入れれば、この先も昨年の11月程度に感染者が減少するには長い時間がかかることは覚悟しておく必要があるものと思われます。

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