かんとこうブログ
2022.03.23
前年同期比が前月より約5ポイント低下・・2月の業況観測アンケート
昨日日塗工から2月度の業況観測アンケートの調査結果を受領しました。組合員の皆様にはすでにFAXでお送りしていますが、前年同月比(出荷金額)では、1月にくらべ4.9ポイント低下しました。やはり第6波の影響が大きかった(新規感染者数のピークは2月2日~10日)ものと思われます。
2021年2月以降の各需要分野別前年同月比の数値を下表に示します。
2月全体としては、かろうじて前年同期比が100を超えていますが、前月からは約5ポイント下がり、分野別に見ても木工を除きすべて前月から下がってしまいました。また前々年同月比でみると電機・機械・金属を除き100に達せず、なかなか本格的な回復への道のりは遠いようです。
昨年中盤まで大きかった前年同月比と前々年同月比の乖離もほぼ解消されて、このところ落ち着いています。(下図)
また、ずっと継続して見ているリーマンショック時との対比においても、それぞれの基点から25カ月が経過した時点に来ていますが、前年同期比の数値がほぼ同じ位置にあります。リーマンショック時においては、このあとも前年同期比は安定せず、上下動を繰り返していますので、いましばらく対比を続けてみたいと思います。
蔓延防止等重点措置も3月21日で解除され第6波は収束に向かいつつありますが、コロナ禍に加えウクライナ情勢という新たな不安要素が増えてしまいました。2月の結果にはウクライナの影響は反映されていないものと推定しますので、3月の結果を注視していきたいと思っています。