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かんとこうブログ

2022.05.26

円安は小休止中?

本ブログで4月初めに円安はまだ続くとご紹介しましたが、昨日段階ではどうもそうはならなかったようです。今日は再び現時点での為替の状況をご紹介したいと思います。

データ元は前回と同じfxtopというサイト(下記URL)ですが、今回はグラフの表示期間を202111日から現在までとして、直近の動向がどう動いているかがよくわかるようにしています。それでは一斉にご覧ください。数値はすべて 海外通貨/日本円 です。

https://fxtop.com/jp/historates.php

18か国の通過に対する交換レートを示しましたが、ロシアを除き4月にピークを迎えたあと一旦円安が一段落しているように見えます。さらにユーロやオーストラリアドル、人民元、ブラジルレアルなどはそこから再び円安に向かう兆しがあるようにも見えます。

私は為替については全くの素人なので、この先を論じる資格はありませんが、ネット情報では、日銀総裁が金融緩和政策を変更する意志がないこと、日本の貿易赤字が解消される見通しがないこと、原油など資源価格高騰が収まる気配がないこと、ウクライナ侵攻が長期化しそうであることなどから円安が解消される可能性は低いという見通しが有力のようです。

前回は、今回の円安が歴史的と言ってもこの10年で見ると2015年の円安水準を超えていたのはこれらの中では、台湾ドルとアメリカドルだけとお伝えしました。もう一度今回の円安について現時点までの円の最安値で比較すると2015年の値よりも円安になっていたのは、先ほどの台湾ドルとUSドルに加え、香港ドル、シンガポールドル、タイバーツの5通貨に増えていました。ほとんど同じ水準まできていたのは中国人民元とベトナムドンでした。今回の円安で2015年超えを記録したのは、USドルを除けばいずれもアジア通貨でした。

USドルについて言えば、今回の円安は2002年以来だそうです。その当時は、むしろ輸出企業におけるメリットが大きいということで好意的に受け取られていたようですが、この20年で情勢は様変わりしました。円安は海外に展開している一部の大企業の収益を増大させているものの、中小企業の多くや消費者にとっては厳しいコスト負担を強いているのではないでしょうか?

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