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かんとこうブログ

2022.11.12

微増収減益・・2023年3月期第2四半期の上場塗料会社の決算

先週金曜日をもって、上場塗料会社の決算がほぼ出そろいました。日本ペイントホールディングスの決算は別途単独でご紹介することにして、主な上場会社の第2四半期の決算状況をご紹介します。全体としては微増収で減益基調であることは、第1四半期から変わりませんが、各社のそれぞれの事情で増益から大幅減益、もしくは営業利益段階で赤字となっています。決算短信から抜き出した一覧表をご覧ください。

売上高は、1社を除き前年同期比で増収ですが、営業利益は2社を除き前年同期比で減益となっています。売上高と営業利益の前年同期比を、第1四半期のグラフとともに下図に示します。左が第2四半期、右が第1四半期です。

個々の会社の数字には変動がありますが、大まかに見れば第1四半期と似たような状況であると言えます。この状況を作り出しているのは、言うまでもなく原材料の高騰です。

減益の程度については、各社それなりの事情があってこうした数字になっているわけですが、要因としては、海外連結対象、主要分野、新規事業などが影響しているものと推定されます。各社の売上と営業利益の前年度期比についてマトリックスを作って入れてみました。この表から先に述べた要因の影響がある程度推察できるのではないかと思います。

なお、2023年3月期の売上金額について下図に示します。今回の短信で4社が上方修正しており、下図の中で明るい青色で表示しています。

第3四半期以降の状況も原材料価格の状況次第の面もあり、まだまだ塗料会社にとって厳しい状況が続くものと思われます。

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