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かんとこうブログ

2022.12.05

OECD経済見通し Japan Projection Note 日本の予測のためのノートより

今日は、先週金曜日に引き続きOECDの経済見通し改訂版と同時に発表された日本についてのレポートの内容をご紹介します。

https://issuu.com/oecd.publishing/docs/japan-oecd-economic-outlook-projection-note-novemb 

要約部分を会話形式に書き直してみました。

少しこまごましすぎましたが、番号順に読んでいただくとこの間の経済状況について簡潔にまとまっていることがお分かりいただけると思います。ただし、内容があまりに日本政府よりではないかという印象は拭えません。何も問題はなかったのに、GDP成長率が他の国よりも低いことをちゃんと説明してほしいと思います。

GDP成長率の予測については、項目別の内訳も載っていましたので、データを引用してグラフ化してみました。

これも本当かと思うところがないでもありません。今年に限っても輸入が大幅に増えてGDP成長率も足を引っ張っているはずなので、そうした傾向が見えません。2023年以降は、投資が増え、政府財政支出が減るという予測になっていますが、これも本当にそうなるのかという思いが払しょくできません。

この二つのグラフはとても良いグラフだと思います。左はインフレを牽引しているのが食料とエネルギーであることを明瞭に示しています。2022年に入ってからは食料とエネルギーだけでインフレ率2%を超えています。

右のグラフは名目賃金と実質賃金の推移で、2022年に入って両者が著しく乖離していることがよくわかります。残念ながら国内ではあまりお目にかかれない図です。

左のグラフのタイトルは、「円安とエネルギーコスト高騰が輸入超過を増大させている」というものです。2021年以降、輸出の増か分を輸入の増加分が上回り、黒線で表した貿易収支が大きくマイナス方向へ振れています。

右のグラフは、投資の動向です。2019年の第4四半期を100とした指数で投資金額の推移を示しています。日本の2019年第4四半期は、消費税増税の直後でもあり、それ以前からみると投資が落ち込んではいるのですが、コロナ禍がさらに追い打ちをかけ、2022年に入っても投資は落ち込んだ2019年第4四半期を超えられません。これに比べてOECD平均では、2020年こそ大きく落ち込んだものの、すでに2019年の第4四半期を上回る水準まで回復しています。従ってこのグラフのタイトルは「日本の投資は抑制されている」となっているわけです。

以上、OECDによる日本についてのレポートをご紹介しました。岡目八目と言う言葉もあります。海外は日本をどうみているのかという視点も時には必要かもしれません。

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