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かんとこうブログ

2022.12.08

為替はどこまで戻ってきたのか?

このところ円安が円高方向に転じ急速に戻ってきているということが報道されています。それは米ドルだけでなく様々な通貨においても同じなのでしょうか?今日は10月25日のブログでご紹介した16通貨について、現在のレートを示し2021年1月以降円安の触れた為替レートがどの程度円高に戻ってきたのかをご紹介したいと思います。

為替レートは以下のサイトから図とともに引用させてもらっています。

1953年以降の公式為替レート履歴とグラフ (fxtop.com)

グラフは2021年1月1日から2022年12月6日までのおおよそ2年分を示しています。図中の数字は上が円安が最も進んだ頃の2022年10月22日のレート、下が2022年12月6日のレートです。

USDはかなり大きく円高方向に進んでいますが、それに比べるとヨーロッパの通貨(左から€、英ポンド、スイスフラン)はさほど円高方向へは動いていません。

左からオーストリア、カナダ、中国、香港ですが、いずれも直近では明確に円高方向に転換しています。

左から韓国、台湾、シンガポール、タイです。いずれもUSDに比べると円高方向への戻り幅が小さく、特にタイは喉っているのかどうかさえ明確ではありません。

同じアジアの国でも、この4か国(左からインドネシア、マレーシア、ベトナム、インド)の通貨は、比較的円高方向への戻り幅が大きくなっています。

以上みてきたように、いずれの通貨についてもその程度はともかく、円高方向へ転換していることはわかりました。それでは、円安がどの程度戻ったのかを考えてみたいと思います。仮に10月22日を円高の最大値とすると、それぞれの通貨の2021年1月1日から2022年10月22日までの円安の程度は下左の図のようになります。

ここで計算したのは単純に2022年10月22日の為替レートを2021年1月1日の為替レートで割った数値から1を差し引いただけの数字です。米ドルの47.4%最高に各通貨とも円との交換レートが上昇していました。

上右のグラフは、今説明したグラフの増加分に対する10月22日から12月6日までの下落分の割合を示したものです。アメリカドルの例で言えば、2021年1月1日から2022年12月22日まで47.4%上がったけれど、10月22日から12月6日まででそれまでにあがった47.4%のうちの31.5%が下がった、つまりこれまでで円安になった分の31.5%が戻ったということを示しているのです。

これを見ると円安になった時の振れ幅も円高の振れ幅もヨーロッパの通貨はアメリカドルに比べて小さいことがわかります。当たり前ですが、交換レートの振れ幅は通貨によって異なるのです。アジアの中でも国によって大きく異なっており、タイは振れ幅が極めて小さいのですがインド、インドネシアは振れ幅が大きいことがわかります。

円高方向に戻り少し安堵感がるようですが、円高にしても極端に進むことには心配があります。為替は理論的には両国間の通貨量で定まるそうですが、それであれば、もう少し安定していてほしいと願います。

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