かんとこうブログ

今年のブログも今日で最後となります。この1年訪問していただいたすべての皆様にお礼を申し上げたいと思います。今年の最後に何を書こうかと迷いましたが、最も気になっていることに一つである為替と原油価格の現況について最新の値をご紹介し、確認しておくことにしました。この先どう動くのかという予想は門外漢の私にはできませんが、グラフを眺めてこの先どうなるかと想像をめぐらすくらいはできるかと思います。

それでは為替の現在地です。いつものようにfxtopのサイト（下記接続先）から引用します。昨日時点の円ドルレートは142.68円でした。円が最安値を記録した11月中旬から円高方向に振れはじめ、142円台まで下がったところで小休止しています。現在欧米はクリスマス休暇中ですので動きはないと思われます。このまま円高方向に振れてくれれば原油・ナフサの価格も下がっていくのですが、果たしてその通りになるのかどうか？下のチャートは左がUSD,右がEUROの2023年1月から現在までの動きです。EUROは円に対してはほぼUSDに連動しています。

https://fxtop.com/jp/cnv.php

続いて原油の先物価格です。Tradingviewのサイト（下記接続先）から引用させてもらいました。同じく2023年1月から現在までの原油先物価格の推移です。現在75.06＄となっており、最高値と記録した9月下旬から下がり始め、12月中旬が底のように見えます。果たして再上昇に転じるのでしょうか？

https://jp.tradingview.com/symbols/USOIL/　

以上が為替と原油価格の現在地です。これに対して塗料の価格はどうなのか、経産省の確報（工業動態統計調査）の塗料品目別の出荷金額と数量から計算した単価で確認しておきましょう。

品目によりナフサ価格の影響の受け方が異なりますので一概には言えませんが、全般には右肩あがり傾向のように見えます。原材料価格の高騰分を完全には製品価格に転嫁できていないという懸念がある中で、為替と原油価格が好ましい方向へ動いてくれることを祈り今年の締めといたします。どうか良いお年をお迎えください。