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かんとこうブログ

2024.03.06

さくらの開花予想2024 多少背伸びの予想

毎年掲載しているさくらの開花予想ですが、今年は2月が特に気温が高かったためにさらにさくらの開花が早まるのではないかと思い、例年より4-5日早めに予想をしてみたいと思います。この先の気象データが十分にありませんので、多少背伸びした予想になっています。予想は東京の開花日(標本木は靖国神社で、気象観測地点は東京気象台です)

これまで繰り返し書いてきたように。桜の開花予想としては以下の4つの式が一般的とされています。

21日を基準日とし日平均気温の合計が400を超えた日 
24日を基準日とし日平均気温の合計が360を超えた日
21日を基準日とし日最高気温の合計が600を超えた日
魔法式exp(Ea*(T-Ts))/(R*T*Ts)の合計が23.8を超えた日 (Ea70R8.314Ts15 
    
これらの方法で予測するには、基準日以降毎日の平均気温と最高気温があればよいので、日本気象協会の過去の天気コーナーで一昨日(3月4日)までの東京都中央区の平均気温と最高気温を調べました。本日以降は気象協会の気象予想から最高気温を引用し、平均気温は((最高気温+最低気温)÷2)で計算しました。予想値が発表されていない16日以降は平年値で代用しました。とりあえず昨日時点での計算結果を下表に示します。
 
 
今年はうるう年なので、何もしなくても開花日が例年より1日早くなるはずなのですが、予想に反して昨年よりもずっと遅めの開花予想となりました。このところ5年のそれぞれの方法での開花予想日と実際の開花日の一覧表を下に示しますが、今年はこの5年間の中では、2022年と同じくらいの遅めの開花日になりそうです。とは言え、開花日の平年値は3月25日ですので、平年値よりは早い開花日にはなります。
   
   
あんなに2月が暖かかったのになぜ?と思われるかもしれませんが、理由は右のグラフから明らかであり、3月に入り、2月とはうって変わって低温の日が続いているからです。先週末以来寒いというか平年並みという気温が続いており、この先もすぐには好天が続くことにはならないようです。開花式で計算しているのは、毎日の気温の累積ですので、いくら2月が暖かくても3月が寒ければトータルとしては桜の開花は遅れてしまうのです。
   
因みに気象予報各社の昨日時点の東京の開花予想日はウエザーニュース19日、ウエザーマップ17日、日本気象株式会社22日、日本気象協会21日となっています。昨年は14日という早い開花日でしたが、ことしはそれより遅くなることはまちがいなさそうです。
   
とは言え仮に今年の開花が3月20日頃だとしても、それは決して遅いわけではなく、むしろ桜の花を楽しむには好都合の時期になるのではないかと考えています。 3月下旬は春休み、年度末という人々にとって新しい何かが始まることの多い季節です。記念すべきイベントの思い出の片隅に、桜が文字通り花を添えてくれた方が良いのではと思っています。

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