かんとこうブログ

先週、第1週第2週の定点あたり感染者数を見て、年末から大幅に減少しているにもかかわらず、前年において今年と同様な状況でりながら、第3週、第4週と増加に転じたことを根拠に、まだインフルエンザは収束に向かわす、正月休みなだけであると書きました。先週金曜日に発表された厚労省の資料によると第3週の定点あたり感染者数は、第2週から完全に減少し、収束方向へ向かっていることがわかりました。不明を恥じお詫びいたします。

過去9年間の全国の定点あたり感染者数推移を示します。赤線が今シーズンの推移を示しています。

第2週から第3週にかけての減少は各都道府県でも同様で、ほぼ例外なく減少しています。

まだ定点当たり感染者数が30人を超えているのが、石川県、徳島県、高知県、宮崎県、沖縄県とありますが、いずれも第2週からは減少していますので、収束傾向と判断してよいのではないかと思います。

今回予測が大きく外れた原因としては、年末の感染者数の爆発的拡大は正月を前にした駆け込み受診が多かったためではないかとも想像しますが、想像の域をでません。予想が外れたことは、社会的には当然ながら好ましいことでもあり、自らの不明を恥じるとともに皆様に要らぬ心配をおかけしたことをお詫びしたいと思います。