お電話でのお問合せはこちら
TEL:03-3443-4011

かんとこうブログ

2025.05.27

創立60周年記念祝賀会での篠原新理事長の所信表明

昨日に続き、総会後の創立60周年記念祝賀会における篠原新理事長の所信表明全文を掲載いたします。

「本日は、当組合の創立60周年記念祝賀会にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。第60回通常総会におきましては、皆様のご協力によりましてすべての議案に可決ご承認をいただくことができました。また当組合は今年創立60周年を迎えます。人間で言えば還暦を迎えますので大変めでたいことでございます。歴史の重さを感じるところでございます。このような日を迎えることができましたのも、関係するすべての皆様のご支援、ご理解によるものでございまして、これまでこの組合の発展にご尽力いただきましたすべての皆様に感謝申し上げます。
 寺内前理事長に対しましては、敬意をもってこころよりお礼を申し上げたいと思います。寺内前理事長は4期8年間という大変長い期間、組合をまとめられそして牽引してこれらました。途中新型コロナウイルスの感染拡大等ありまして、従来通りでは片づけられない難しい判断を強いられる場面も多々おありだったと思いますけれども、組合の正常な運営にご尽力いただき、大きな成果を上げられました。今後は相談役として引き続きご指導いただくということも含めて御礼を申し上げたいと思います。
   
 さて私の所信表明をしなければならないと思います。端的に申し上げます。私はこの組合を皆様にとって心のよりどころのような存在にしたいと思っています。私自身は20代の終わりころに他の業界から入ってまいりましたが、関塗工があたたかく私を迎え入れてくださり、多くのことを教えてくださいました。委員会活動、各種懇親会、ゴルフ同好会などに積極的に参加させていただきながら、会合で集まるたびに、悩みを聞いてくださったり、愚痴を聞いてくださったり、あるいはただただ楽しい思いを共有させていただいたりとか、そうしたことを繰り返すうちに、いつしかこの組合は私の心のよりどころとなっておりました。
 もちろん、同業者ですから、コンペティターにもなりうるわけでございますし、健全な競争こそがそれぞれの製品あるいはサービスを向上させることになるということは理解しておりますけれども、それを超越した部分で業界の発展のためには喜んで協力しようとするという姿勢、あるいは困ったときはお互い様というような文化に幾度となく私は触れ、そのたびにこの塗料業界で働く勇気をいただいてまいりました。
 素人の私がこの塗料業界に入って、何とかこれまでやってこられましたのも、関東塗料工業組合のおかげであると言っても言い過ぎではないと思っています。ですから私としては、組合がどなたかの心のよりどころになるような組織にしたいと思っています。ですが、私ひとりでは実力不十分であります。幸いにして副理事長、委員長、理事の人たちが大変優秀でございまして、協力的な人ばかりでございますので、力を合わせてチームとして私の思いを達成できるのではないかと思っております。
 われわれは現在、塗料業界としては解決しなければならない問題・課題が山積だと思います。いよいよ一社単独でそれらをすべて解決することが難しくなってきているのだと思います。だからこそ組合が皆様にとってお役に立てるのではないかと思っております。
 最新で正しい情報を皆様に共有すること、あるいは教育訓練の機会を設けて皆様に提供することなど、先輩方がやってこられた基本的な機能は拡充することに加えて、特に人事面での課題をともに解決するような仕組みを構築するといった新しいことについても果敢に取り組んでいきたいと思っております。組合企業の皆様にとって本当に役に立って、かつ心のよりどころになるような組合を目指して、微力ではございますけれども全力で取り組んでいきたいと思いますので、引き続き皆様のご理解、ご支援をお願いしまして私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。」
   
篠原新理事長の真情吐露という熱いメッセージをいただきました。今後の活動に期待したいと思います。

コメント

コメントフォーム

To top