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かんとこうブログ

2026.05.08

対米自動車輸出2月と3月・・台あたり単価は回復したか?

このところイラン情勢不安による溶剤の供給不安に関する記事を多く載せてきた関係で、自動車輸出に関するご紹介が抜けてしまいました。財務省の貿易統計から20262月、3月分をまとめてご報告します。

トランプ関税は2025年5月に25%となり、その後8月に15%に引き下げられました。さらに2026年2月に最高裁から違憲判決が出されたものの、大統領令によって継続されていると認識しています。昨年5月以降自動車および自動車部品について、全輸出、対米、対EU、対アジアについて、自動車については台数、金額、台あたり単価、自動車部品については、トン数、金額、トンあたり単価の変化をご紹介してきました。以下最新の2026年2月3月を含めた変化をご覧ください。

実際のところ、自動車の輸出台数は日本の生産工場に稼働日数に大きく影響されており、長期休暇がある1月、5月、8月は輸出台数が少なくなります。それに連動して金額も変動しますが、通常単価は変わりません。

しかし、対米に関しては、台数こそ大きな変化がないものの、金額と台あたり単価が関税%に連動するように変化しており、その影響が全輸出にも現れています。対米輸出は全輸出の40%近くを占めますので、少なからぬ影響が出るわけです。しかし、その単価ですが、かなりもとに戻ってきたことが、台数と金額の散布図からわかります。

対米と対EUについて、台数と金額の散布図を描いてみました。対EUの場合(右図)にはほぼ回帰線上に分布し、台あたり単価があまり変化しないことがわかります。対米の場合(右図)では、回帰線から遠い点が多く、特に2025年5月~12月まで(赤い点)は回帰線の下側に位置することがほとんどでした。これに対し、2026根1月~3月(水色の点)は回帰線に近い点に位置するようになりました。全体の平均単価に近づいていることを示しています。

一方、自動車部品は少し状況が異なります。輸出トン数とトン当たり単価のグラフをご覧ください。

対米輸出(上右図)では赤線で示すトン当たり単価が昨年5月以降低迷したままになっています。自動車部品関しては、全輸出に対する対米輸出の割合が高くないので、全輸出にはこうした影響は現れていません。これも自動車輸出とは異なる点です。

さきほどと同様に、自動車部品の輸出数量と金額に散布を書いてみました。対EU(右図)ではすべての点がほぼ回帰線上に位置しているのに対し。対米では2025年5月~12月がずべて回帰線よりも下に位置しており、2026年1月~3月もまだ少し回帰線から離れた位置にあります。トランプ関税の行方もイラン情勢同様にわかりませんが、しばらくは何らかの形で残るのではないかと思われますので、自動車輸出のフォローは続けたいと思います。

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