かんとこうブログ
2026.07.16
塗料原料単価の経産省5月度確報
経産省確報から2026年5月度の塗料原材料の出荷数量と単価の動向をご紹介します。
出荷数量の動向を先にご紹介します。最初は溶剤からです。

トルエンと合成ブタノールの出荷数量の前年同月比がそれぞれ55%と63%でした。きわめて低い数値です。

樹脂原料では、スチレンモノマー、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの前年同月比が60~70%台で、エチレングリコールも前年同月比65%でした。

顔料は先月に続き比較的順調に出荷されたようです。

樹脂も比較的順調に出荷されたようですが、モノマーの生産が低調だったためかメタクリル樹脂が低調に終わりました。
続いて同じ順番で単価の動向をご紹介していきます。図中の数字は単価(円/Kg)で( )内の数字は前月からの変動です。

出荷量が少なかったトルエンはキシレンとともに微減でした。エチレングリコールエーテルとイソプロピルアルコールは5%を超える単価上昇、合成ブタノールは大幅下降でした。

樹脂原料はすべて価格上昇でした。アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルは大幅上昇でしたが、スチレンは微増に留まりました。エチレングリコール、エピクロルヒドリンは5%を超える上昇でした。

顔料の中で大幅に変動したのはフタロシアニン顔料のみでしたが、この顔料の下落は先月の価格が高すぎた反動と思われます。

樹脂では意外にもメタクリル樹脂が微減でした。あれだけモノマー単価が上がっていたのですが、時期がずれることは想像できます。メラミンが5%以上上昇でした。
最後に2021年1月=100とした場合の単価の指数値です。20品目の平均で171.7、中東情勢不安以前の150前後から指数値で20上がりました。2021年以降の最高レベルです。
