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かんとこうブログ

2026.08.17

千葉に豪雨をもたらした3つの気象要因

今回の千葉県を中心とした豪雨は、観測史上初めてというとてつもない降雨量が記録されています。ニュース等でこうした豪雨となった原因として、モンスーンジャイア、寒冷渦、高気圧といった名前をあげて説明されているケースが多いと思いますが、これらについて調べてみることにしました。いろいろと興味深いことがわかりましたが、特にモンスーンジャイアについては、今回初めて耳にしたと思っていましたが、実は以前にもたびたび発生していました。特に2024年にはかなり話題となったらしく、いくつも関連する記事が載っていました。調べた中から、今回の豪雨の原因となった三つの気象要因についての説明から始めたいと思います。読売新聞から図(下記接続先)を、日刊ゲンダイデジタルからは文章(下記URL)を引用させてもらいました。いずれも三重大学の立花教授への取材に基づく記事です。

千葉豪雨の原因は…「モンスーンジャイア」と高気圧からの暖気、寒冷渦の冷気が衝突し積乱雲が次々発生

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-1240038

    

今回の豪雨の原因は東から西へ逆走した台風15号が引き連れてきた大量の湿った空気が原因のひとつであり、この逆走の背景には、日本の南に居座る寒冷渦(低気圧:反時計まわり)、日本の北側に居座る高気圧(時計まわり)そして日本の南近海に居座るモンスーンジャイア(巨大な反時計まわりの風の循環)の3者が関係しているというのです。

モンスーンジャイアについてはのちに詳しく説明するとして、ここではこうしたモンスーンジャイアの東~南側では熱帯低気圧が発生しやすく、現に台風15号はまさにこのモンスーンジャイアの東側で発生し、モンスーンジャイアの循環に乗って日本に襲来し、高気圧と寒冷渦の谷間を通って日本を逆走していきました。この台風に引き連れられた大量の湿った空気も同様なコースを通って日本にやって来て、寒冷渦からの風と高気圧からの風がぶつかった千葉県で線状降水帯による豪雨をもたらしたようです。この3者のいずれが欠けてもここまでの豪雨にはならなかったと思われますが、そもそもモンスーンジャイアが存在しなければ、逆走台風も来ず、湿った空気も来なかったであろうということになります。

さてそのモンスタージャイアですが、説明については、2024年の記事を引用させてもらうことにしました。いろいろ見てみてこれが一番わかりやすいと思いましたので、TBS NEWS DIG2024年8月16日の記事を引用させてもらいました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1360896?page=2

   

モンスーンジャイアとは、季節風(モンスーン)の渦(ジャイア)であると書いてあります。そしてこの渦は、偏西風の蛇行が大きくなりすぎ、切り離されて取り残された寒気が低気圧になったものであり、南西からの季節風(モンスーン)と太平洋高気圧を回る風(貿易風)により反時計まわりの巨大な渦(大きさ約2500Km)が形成されます。

この巨大渦の東から南では高気圧からの風がぶつかることにより熱帯性低気圧が発生したしやすい状況になっており、発生した台風の卵である熱帯性低気圧はそのまま日本へ運ばれやすくなっています。モンスーンジャイアが発生する要因には、偏西風の蛇行と海水温上昇が関係していると考えられていますが、いずれも地球温暖化と関係が深いと言われています。

さらに、このモンスーンジャイアの発生には、エルニーニョ現象(ペルー沖の海水温が高くなる現象)が関係しているとの専門家の指摘(下図:同様にTBS NEWS DIGから引用)もあり、今後の研究による解明が待たれるところではあります。いずれにしても今回の豪雨については少なからず温暖化が深く関わっているという認識は持つべきかと考えます。

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