かんとこうブログ
2026.08.21
7月の石油化学製品の生産状況・・トルエン、キシレン前年同月上回る
昨日、石油化学工業協会から2026年7月の石油化学製品の生産数量が発表になりました。全18品目のうち、前年同月を上回ったものが12品目、下回ったものが6品目、前月(2026年6月)比では上回ったものが17品目、下回ったものが1品目でした。全体的にようやく平年なみに近いところまできている感じがあります。
具体的な生産数量の一覧表を、同工業協会のホームぺージ(下記URL)より引用して下表に示します。
https://www.jpca.or.jp/statistics/monthly/mainpd.html

それそれの品目の前年同月比と前年の月平均比をグラフで示します。前年同月比では冒頭述べたように2/3の品目が前年を上回りましたが、前年の月平均比では逆に2/3が月平均を下回りました。石油化学製品の生産数量は4月が底であり、その後次第に回復してきていることは実感できます。

塗料と関係の深い石油化学製品について生産数量の推移を示します。

エチレン、スチレンモノマーンについては、まだ生産数量が昨年の水準から見ると低い感じがします。MMAモノマー、トルエン、キシレンについては、昨年の少ない月と同程度の生産量と見て取れます。
こうした石油化学品の原料となるナフサの供給については、現時点では6月までしかデータがありませんが、以下のようになっています。ナフサの供給は明らかに4月が最少であり5月は増加したものの6月は減少しました。7月については、石油化学製品の前月比がほぼ全品目プラスであったことから、再び増加に転じたものと推定されます。

今後のナフサの供給計画については、平年値の85%という資料(下図)が6月に出て以来更新されていませんので、計算すると毎月国内生産と輸入あわせて約240万KL程度と予測されます。正確な供給量は石油統計の速報、確報からご紹介していきます。
