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かんとこうブログ

2022.10.14

日銀の国内企業物価指数

この4月まで日銀の企業物価指数のうち投入物価指数として公表された塗料原材料の価格動向(2011年基準)を2021年基準に換算してご紹介していたのですが、突然日銀から統計の打ち切りが宣言されそれ以降ご紹介できなくなしました。この度改めて調べてみると投入物価指数ほどではなくとも、国内企業物価指数(2020年基準)(下記URL)でもある程度の原料または原料の原料については価格動向が把握ことがわかりましたので再開いたします。

統計別検索 (boj.or.jp)

具体的なデータは、企業物価指数の中の国内企業物価指数の各分野から抽出しています。以下のグラフ横軸も縦軸もスケールを合わせるようにしていますので、価格上昇の程度は見た目の印象通りとなります。

このグラフの数値は2020年(通年平均?)を100とした指数で示されています。2022年8月が最新値ですが、ここに示した4つのグラフの2022年8月の指数値のは、総平均115.1、化学工業の平均118.4、塗料112.5、合成樹脂塗料110.0、シンナー127.0、熱硬化性樹脂125.7、ポリアミド樹脂103.9,メタクリル樹脂121.9、18リットル缶103.9となっています。塗料全体と合成樹脂塗料は樹脂類よりも低い数値となっています。

顔料にあたる材料が無機顔料と有機顔料の二つしか数値がないので、参考までに非鉄金属も指標を載せました。2022年8月の指数値は無機顔料1412、合成染料/有機顔料170.3と上のグラフの数値よりも高くなっています。また非鉄金属は銅162.1、鉛/亜鉛140.7,アルミ168.5とこれも上のグラフの数値よりも高くなっています。

最後に石油製品と溶剤、モノマー類ですが、これは原油価格高騰の影響をまともにうけて非常に高い数値になっています。2022年8月の数値はキシレン251.8、スチレンモノマー230.5、フェノール/ビスフェノールA157.8と高い水準です。また石油製品はナフサ262.1、ガソリン127.5、灯油156と言う数値になっていますが、ガソリンには政府からの補助がありますので、ナフサに比べると低い数値に抑えられているものと思われます。石油製品の中では、塗料原料的に見てナフサの影響が最も大きいものと思われます。

ここへきてようやく原油価格も少し落ち着きそうな感じです。がしかし以前としてナフサの指数が250を超えており、樹脂などの価格はまだ落ち着きそうにありません。下表は今回提示した品目のまとめです。

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