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かんとこうブログ

2023.01.17

依然上昇中・・12月の企業物価指数

昨日日銀から2022年12月の企業物価指数が発表されました。例月に比べると遅めの発表となりましたが、報道ではさらに企業物価が上昇していることを中心に紹介されていました。これまで企業物価上昇の大きな部分を占めていた原油高騰がすでに一段落しているものの、企業物価はまだ継続して上昇しています。図中の数字はすべて2020年規準(2020年の年平均=100)です。

左上は企業物価総平均と化学製品の平均の推移を示しています。昨年10月まで化学製品の物価平均が物価総平均を上回っていましたが、11月以降は逆転しており、物価の総平均が化学製品平均を上回るようになりました。石油関連製品の高騰は一段落したものの、それ以外の押上要因が働いていると思われます。

右上は、塗料関係の諸物価推移です。この中ではシンナーが石油製品の高騰を最も鋭敏に反映していますが、ここへきて一段落感が強くでています。

左上の合成樹脂関係にも、価格上昇が一段落している感が出ています。右上の18L缶はここ3か月は価格が動いていません。

左の非鉄金属は、いずれも昨年底を打っていらい再上昇中です。右の顔料関係は逆に降下傾向が継続しています。

ナフサはほぼ原油の価格動向に連動していますが、それに比べると灯油ガソリンの価格高騰は抑制されています。この理由は、①揮発油税を含んだ価格が物価に反映されている②政府の補助金がある ことも影響していると思われます。ナフサは一段落したあと横ばいになっており、今後の動向が気になります。

塗料原材料の中では、キシレンとスチレンモノマーが最も直接的にナフサ価格の影響を受けるものとして知られていますが、この2品目とも明らかに価格低下傾向にあります。今後どのように動くかはやはりナフサ価格次第と思われます。

2022年11月から12月への物価指数を変化を下表にまとめました。

石油関連製品でも灯油やガソリンなど下がっていないものもありますが、多くは下がっています。品目数だけで言えば下がっているものが多いようですが、企業物価総平均は0.6ポイント上がっています。石油関係の上昇が一段落したとしても、まだ他の物価上昇要因が働いているのではないかと思われます。

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