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かんとこうブログ

2026.06.18

業況観測アンケート2026年5月度結果・・ほぼ前年なみの出荷数量だが休日の影響は?

一昨日日本塗料工業会から、2026年5月度業況観測アンケートの調査結果を受領しました。昨日組合員の皆様にはお送りしておりますが、例月のように解析を加えてご紹介していきます。

全体として前年同月比で、出荷数量が100.7、出荷金額が111.6と3月、4月に比べると数量はやや減少し前年並みとなりました。まだ塗料供給の遅れが報道されていた中で、塗料メーカーは受注残を抱えて増産に励んでいたものと思っていましたので、この結果は少し予想外の気もします。

しかし、これには5月の休日数が関係している可能性もあります。カレンダーを見ていただくとわかるのですが、2026年5月は土日休日数が14日あります。これに対し2025年5月は土日休日数が11日で2026年と比較して3日少ない日数となっています。このことから2026年5月は出勤日数が少なかった可能性が排除できません。1日出勤日数が違うと出荷数量が約5%増減しますので、カレンダーの影響は無視できません。一方で5月は1月、8月と並んで塗料の出荷数量が少ない月ですので、まとまって土日休日以外にも長期休暇をとっていた会社もかなりあったものと思われます。従って、5月の結果だけで、一概に出荷数量が前年並みに戻ったと断言するのもどうかと思われますので、5月の確報と6月の業況の数字を見てから判断することにしたいと思います。

因みに確報と業況の数字については下図に示すように、通常はよく一致しています。が、今年の4月については出荷数量において、確報と業況はかなり差のある結果でした。今年の3月4月は特別な需給状況であったことも乖離が見られた要因と考えられますので、5月以降も慎重に判断していきたいと思います。

業況観測アンケートのデータは前年同月比のみで実際の金額、数量の数字はありません。このため、現況を正しく理解する目的で、2018年の各月を100として、以降の各月の前年比を累積して計算しています。そうした指数値の推移を2月~5月について示します。

ホルムズ海峡封鎖が始まった2月末以降、各需要分野別でみれば、いずれも前年を上回る出荷金額となっていることは明確です。

ただし、これが数量となるとこうした需要分野別の動向を示統計数値がありません。そこで最も実需に近いと思われる純出荷数量(確報数値から日塗工が計算)を全体の実需数量としてグラフ化してきました。こちらは業況観測アンケートから1月遅れの結果となりますが、3月4月では数量も盛り返していることがわかります。

月ごとの純出荷数量の指数値推移でも2026年3月4月は、それまでの減少傾向から一転して増加に向かっていることがわかります。はたして5月はどうなるのか、来月を待ちたいと思います。

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