かんとこうブログ
2026.09.30
8月の自動車生産・・平年並みだが
昨日、日系自動車メーカー8社から8月の生産台数の発表がありました。この8月は日系メーカーの自動車生産において、1月(正月休み)、5月(連休)とならび1年のうちで生産台数が減少する3か月のひとつであり、各社とも比較的長期の夏休み(お盆やすみ)をとり休業します。従って台数は減少しますが、こうした長期休業は毎年のことなので、前年同月比はいつも通り、生産台数変動における指標として使用することができると考えられます。
前置きはこのくらいにして、前年同月比および前々年同月比のグラフからご覧ください。

前年同月比において今回は少しこれまでの数カ月とは異なった様相でした。トヨタ、ホンダ、ダイハツが国内、世界とも前年割れとなり、今年ここまで苦しんできたスバル、三菱が前年超えとなりました。この状況の解釈としては、やはり夏休みの影響が大きく、あくまで参考程度とし、9月の結果を見てから判断ということになります。
一方、前々年比の方ですが、そもそもこれを計算するようになったのはコロナ禍の2年目である2021年からです。コロナ禍の大きな落ち込みからどれだけ回復したのかを示すのは、前年比だけでは不十分であるとの理由で始めたのですが、このごろではあまり意味が薄れてきましたので、そろそろやめてもよいかと思っています。
8月の生産台数と過去6年の月平均との比較図です。これも冒頭述べたように、夏休みの影響で軒並み低調な採算台数となっており、ほぼずべてのケースで過去6年に月平均をすべて下回っています。

ただし、唯一スズキの世界生産だけは8月の生産台数が過去6年の月平均を上回りました。これは、スズキの場合には世界生産の多くをインドの現地法人が占めておりその生産台数が好調であったことが要因です。
各社の2024年1月以降の生産台数の推移を示します。赤い三角は各年の8月を示しており、国内生産においては毎年生産台数が落ち込みむことが示されています。

この3社とも4月以降国内はともかく、世界生産は前年割れが多くなっています。

この1年生産台数前年比が低迷していたスバルが8月は国内、世界とも前年越えとなりましたが台数そのものは例年の8月のように落ちこんでいます。

最後の星取表を示しますが、8月については前述のように台数が落ち込んでいますので、あくまで参考です。

なお、過去のデータに一部誤りがありましたので今回から訂正しております。